この講義のゴールは、
- 難しいエリオット波動を「3波目を狙う」ことに絞って理解
- フィボナッチ、ダウ理論、水平線を組み合わせて、3波目の初動に乗れるようになる
- 完璧にマスターしなくてOK!
- 「なぜ3波目を狙うのか?」を感覚で理解し、実践に活かすことがゴール
第1章:そもそもエリオット波動ってなに?
「エリオット波動」と聞くと、多くの人がこう思います。
「名前は聞いたことあるけど、正直よくわからない…」
「波の数え方が難しい!」
「実践では使えないんじゃないの?」
その気持ち、めちゃくちゃわかります。
実際、完璧にマスターしようとするとかなり複雑です。
でも安心してください。この講義では――
エリオット波動のすべてを覚える必要はありません。
トレードで利益を出すために重要なのは、理論を全部知っていることではなく、「勝てる波を見つけられること」。
この講義で学ぶのは、
最も狙いやすく、利益が伸びやすい「第3波目」に絞った実践的な使い方です。
エリオット波動とは?
エリオット波動とは、「相場の値動きには一定のリズムがある」という考え方です。
相場は人間の心理で動くため、上がっても下がっても、無秩序ではなく「ある法則性」をもって動いています。
それが、「波(=波動)」です。
基本的な波の構成(上昇の場合)
1波:上昇
2波:調整の下降
3波:最も伸びる可能性(ここを狙う)
4波:調整の下落(複雑)
5波:最後の伸び
A波・B波・C波:調整のフェーズ
1〜5波が「上昇トレンドの流れ」、A〜C波が「その後の下落・調整の流れ」となります。

ポイントは「波の中にも波がある」こと
例えば、日足チャートで見たら「1波目」が出ている状態でも、その中を1時間足で見てみると、さらに小さな1〜5波があったりします。
これを「フラクタル構造」といい、どの時間軸でもエリオット波動が繰り返されるという特徴があります。

第2章:なぜ3波目を狙うのか?
3波目=相場の「本気」が始まる波
- 1波目:気づいた一部の人が乗る初動
- 2波目:一度押して不安が残る
- 3波目:「あ、これ本物のトレンドだ」と気づいた人が一気に参入!
👉 最も勢いが強く、伸びやすい波=3波目
でも…多くのトレーダーは乗れていない現実
- 「押し目が深すぎて怖い」
- 「だましじゃないか?」と不安
- 気づいた頃にはもう伸びていて、エントリーが遅すぎる!
だからこそ、3波目の“兆し”を事前に察知する力が重要!
ここから先の章では、どうやって3波目のスタートを見抜くか?をシンプルに解説していきます。
第3章:3波目を見つける3つの武器
① ダウ理論
相場の本質は「高値と安値の更新」です。
- 安値 → 高値 → 安値(切り上げ)→ 高値(更新)
👉 この流れが起こると上昇トレンドが発生したと判断できます。
見逃したくない転換サイン
「下降トレンドの戻り高値」を明確に上抜く
下降トレンド中は「戻り高値」がレジスタンス(抵抗)になります。
そこを1波目がしっかりブレイクし、2波目で押してくると、それは本格的な“トレンド転換”のサイン!
🔥ここで3波目が始まりやすい!
- 戻り高値ブレイク → 「下目線」が崩れる
- 押し目(2波目)→ 新たな買い手が狙っている場所
- このあとに入る3波目は、多くの参加者が乗ってくるエネルギーの塊
💬まとめワンフレーズ
「戻り高値を超えて、押してきたらチャンス」
→ そこから始まるのが3波目の本命。
→ この押しが61.8%、78.6%なら大チャンス
② 水平線(サポート・レジスタンス)
相場はランダムに動いているようで、実は「意識されている価格帯」では止まりやすい性質があります。
これを視覚的に捉えるのが「水平線」です。
水平線とは?
- 過去に何度も止まった場所(価格帯)
- そこでは「売り」や「買い」の攻防があった証拠
- トレーダーたちの“記憶”が残っているゾーン
どんなときに使う?
たとえば…
- 過去に反発して上昇した価格帯 → 今回も「サポート」になるかも
- 過去に跳ね返された高値 → 今回も「レジスタンス」になるかも
👉 こうした「止まりやすい場所」にラインを引くことで、トレンドの転換になりそうなポイントを予測できる
③ フィボナッチ・リトレースメント
押し目の深さが教える「3波目の兆し」
フィボナッチ・リトレースメントは、「波の始点から終点まで」を基準にして、押し目がどこまで戻ってくるかを測るためのツールです。
押し目が止まりやすい“黄金ゾーン”
- 38.2%:浅めの押し(トレンドがかなり強い時)
- 50.0%:一般的な押し(フィボではない)
- 61.8% & 78.6%:深めの押し(でもトレンドが崩れていない)
なぜ61.8%〜78.6%がアツいのか?
- 一見「トレンド終わった?」と思うくらい深く押してくる
- でも、このゾーンで止まって反発した場合は“本物の押し目”である可能性が高い
- つまり、ここから始まる反発は“3波目”である確率がグッと上がる!
💡イメージとしては:
「ギリギリまで押したけど崩れなかった」=その後は一気に反転する可能性が高い
- 多くの人が疑ってるゾーンだからこそ、逆に伸びやすい
- “疑いの中から始まる本気の上昇”=それが3波目
第4章:3波目の狙い方(実践)
「第3波を狙いたい!」と思っても、いきなりエントリーしてはいけません。
大事なのは、“1波 → 2波 → 3波”の流れをチャート上で見抜くこと。
そしてその流れに「根拠を持って乗る」ことです。
ここでは、3波目に入るための【実践ステップ】を順番に解説していきます。
ステップ①:1波(初動)を見つける
まず注目するのは、それまでの下降(または上昇)トレンドが崩れた瞬間です。
チェックポイント:
- 戻り高値 or 押し安値のブレイクがあるか?
- それまでのトレンドとは逆方向に強く伸びているか?
- その波がローソク足レベルで勢いを感じるか?(大陽線/大陰線など)
👉 これが1波目です。
ただし、100%この波が1波目だと断定する見方は危険です。
エリオット波動は「後から見ればそうだった」という“結果論”の要素が強い
1波だと思っても、それがただの一時的な戻し(調整)で、そのあと2波のように見えた下落が実は下落トレンドの再開ということもよくあります。
ステップ②:2波(押し目)を待つ
1波目が出たら、次は2波目の「押し目」が来るのをじっくり待ちます。
このときに活躍するのが:
- フィボナッチ・リトレースメント
押しが61.8%〜78.6%に入ってくるとチャンス - 水平線(レジサポ転換)
過去のレジスタンスだった価格が、サポートに変わっているか? - ローソク足の反転サイン
ピンバー・包み足・十字線などが出ているか?
👉 これらの条件が複数重なった地点が、「2波の底=3波が始まるかもしれない場所」になります。
ステップ③:ダウ理論の切り上げを確認(環境認識)
押し目をつけたあとに、再び高値を更新し始めたら、いよいよ3波の始まりです。
チェックポイント:
- 安値が切り上がっているか?
- 直近高値を超えてきたか?
- 上位足(4Hや日足)も同じ方向に動いているか?
👉 この「波の切り上げ」が出たとき、3波目が動き出すサインになります。
ステップ④:エントリーして勢いに乗る!
反転のサインが出て、環境認識が整ったらエントリー!
理想は:
- ローソク足が反転し始めた瞬間(打診買)
- 明確な高値ブレイク直後(追加エントリー)
- できれば直近の安値下に損切りを置ける構造
📌ポイントまとめ:
トレードは「波を確認 → 押し目を待つ → 勢いに乗る」の順番で行う。
焦って飛び乗るのではなく、“波のリズム”に乗るイメージで、自然に3波目に入り込むことが重要です。
「待つも相場」という格言がありますが、「待つのが相場」だと思います。