スワップ実践者の方へ|これがドルコスト平均法の魅力

今週は、一気に円安に動きみなさんの「含み益」も一気に跳ね上がっていることでしょう。

ただしこの「含み益」は僕が普段気にしなくてよいと伝えている部分です。

下記画像の赤枠の部分が評価損益。プラスなら「含み益」マイナスなら「含み損」といいます。

あらめてお伝えしますが、この建玉損益は価格変動に影響されて動く部分になるので、長期運用では全く気にすることはありません。

重要なのは?

そうです!その下の「累計スワップ」です!

この価格変動を利用して売買を繰り返す人たちをトレーダーと呼びます。

皆さんは、トレーダー(投機家)ではなく「投資家」ですから、保有を続けて得られる不労所得を目指します。

今回の上昇で、評価損益が大きな含み益になっている方も多いと思います。

最近始めた方はそこまででもないでしょうけど。

気にするところではないですが、理解の上で気にしないとの、全く理解せず気にしないのでは大きく異なるため、本日は簡単に解説しておこうと思います。

① 上昇の局面がくると一気に含み益が伸びる理由

あまりにも一気に利益が増えて驚いている人もいるでしょう。

実際、スワップ運用を継続している人は全員プラスになっていると思います。

為替という価格変動の大きいアセットを扱いながら、人によっては数年間もプラスのまま生き残ってるだけではなく、毎日資産を増やし続けている状況は、本当にすごいことです。

しかも、投資初心者の方が多いのに、その方たちもプラスで推移しています。

本当にやらない理由がない。

これが価格変動に捉われない長期運用のメリットであり、スワップ運用でしかできない利益の伸ばし方になります。

さて、なぜ今回のような上昇局面で利益が伸びるのでしょうか?

それはドルコスト平均法で、毎月ポジションを最大効率で買い集めているからです。

この画像を見てもらってわかる通り、毎月こんな感じで購入を続けていますよね。

全く意識していないのに、底値(最も安いところ)でも購入ができています。

意識して「あ!今安いから買おう!」とはしてないですよね。

そうやって買い続けたたくさんのポジションが一気に上昇を始めることで、含み益が猛烈な勢いで増えていくのです。

② 得意のバーキンでわかりやすく解説

インカムゲインの説明でちょいちょい使ってるバーキンで、わかりやすく解説していきます。

あなたは毎月バーキンを購入して、レンタル事業をしています。

毎月のレンタル料は5万円です。

ところが、ある時からバーキンの価格が毎月値下がりを始めました。

でもレンタル事業における収益を伸ばすために毎月1個ずつ購入を続けています。

バーキンの購入価格5月時点での評価損益
1月100万円-60万円
2月80万円-40万円
3月70万円-30万円
4月50万円-10万円
5月40万円±0万円
合計240万円-140万円

1番右側に5月時点での評価損益を記載してあります。

1月に100万円で買ったバーキンは、5月には価格が40万円になっているので、60万円の含み損ということになります。

下がっても下がっても、あなたは毎月買い続け、5月には5個のバーキンを手に入れていますが、もし5月の時点で損失に耐えられず質屋で売却してしまうと、140万円の実損失が確定します。

しかし、あなたはバーキンを毎月5万円でレンタルする事業を行なっていますので、毎月25万円(5個)のインカムゲインが発生しています。

あなたは自分が行なっている運用を理解しているので冷静です。

バーキンが値下がりして含み損が大きくなっても、安く買えるし逆にチャンスだわ〜

含み損が140万円ありますが、6ヶ月経てばレンタル収益(インカムゲイン)で上回る計算です。

ところが、バーキン市場に変化が起きました。

6月のとある月曜日、朝目が覚めて相場を確認するとバーキンの価格が1個200万円に値上がりしていました。

6月の値上がり時点でのあなたの運用状況は以下のとおりです。

バーキンの購入価格6月時点での評価損益
1月100万円100万円
2月80万円120万円
3月70万円130万円
4月50万円150万円
5月40万円160万円
6月200万円±0
合計240万円660万円
  • バーキンの保有数:6個
  • 毎月のレンタル収益:30万円
  • バーキンの含み益:660万円

価格が下がってもチャンスと捉え、毎月購入を続けていたため、値上がり時の利益をたくさん得ることができたわけです。

理解できましたか?

で、ここでお聞きしたいのですが、今売ったら660万円の利益を手にすることができますが、

売りますか?売りませんか?

ここで売る選択した場合、来月からのレンタル収益30万円を受け取ることができなくなるため、ほとんどの人は売らないと思います。

売らないということは、含み益になっていようが含み損になっていようが、どっちでも良いですよね?

だって現実損益にならないんだから。

そんなこと気にするより、毎月のレンタル料金が増えるように、バーキンの数を増やしたいですよね。

これが、「評価損益は気にしない」という本当の理由です。

皆さんがスワップ運用で行なっているのはこんなことなのです。

実際の評価損益で・・・

数量(Lot)ってあるじゃなですか?

上の画像のMXN/JPYの数量(Lot)は1.0になっていますね。

1.0Lotの場合、価格が1円動いたら1万円動き、2円動いたら2万円動きます。

2.0Lotの場合、価格が1円動いたら2万円動きますし、100Lotの場合、1円動いたら100万円動きます。

なので、安いときにたくさん買えれば、値上がり時の含み益も大きくなるし、毎月のスワップを生み出す数量(Lot)も安くたくさん買えます。

だから、今回値上がりして含み益は増えていますが、購入価格が高くなってしまったので、ちょっと残念ですね。

将来、90歳くらいになり、決済するタイミングで今回のような状況になっているのが、最高の状態です。

まとめ

スワップ運用に限らずドルコスト平均法で買い続けるということは、どこで訪れるかわからない大チャンスも逃さずに購入することができます。

経験とか勉強とかほとんど関係ありません。

長期運用において勝つ人は、ただ続けた人なのです。

もちろん資金管理をしっかり行いながら、今回のような短期的な価格変動に踊ろされることなく続けていきましょう。

どんな運用より圧倒的に勝てる可能性が高いのが、ドルコスト平均法を活用した長期運用になります。

今回の内容について、ご不明な点があればLINEにメッセージをくださいね。

もし、継続することができていない方がいれば、その方も遠慮なくメッセージください。

スワップ運用ならまだまだ間に合います。

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