【2025年4月1週目週間相場レポート】雇用統計・OPEC・米株急落…荒れた一週間を総まとめ!来週の注目はFOMC議事録と中国CPI

おはようございます、ヒロです。

今週のマーケットはまさに「イベント満載&波乱含み」の一週間でしたね。

米雇用統計のサプライズ、ナスダックの弱気相場入り、日本株の大幅売り越し、そして原油価格の急落…。

この記事では、今週(4/1〜4/5)の相場を振り返りつつ、来週(4/8〜4/12)の注目イベントや見通しを「ヒロの視点」でわかりやすく解説していきます。

目次

今週のマーケット振り返り(2025年4月1週目)

米国・雇用統計がサプライズ強めの内容に

3月の米雇用統計では、非農業部門雇用者数が22.8万人増と、市場予想(13.5万人増)を大きく上回りました。

一方で、失業率は4.2%に微増。この数字のギャップが市場を混乱させました。

ヒロの視点:

雇用の強さは「景気の底堅さ」を示す一方、インフレ圧力も根強いということ。

この結果を受けて、6月利下げの期待はやや後退。

利下げ観測で上昇していた株式市場は「楽観が行きすぎていた」として調整が入りやすい局面に。

特に金利に敏感なグロース株(ナスダック系)は要注意ですね。

※グロース株
業績や利益の成長率が高く、将来の成長が期待できる株式

日本の製造業PMIが48.4、9カ月連続で悪化圏

日本の3月製造業PMI(購買担当者景気指数)は48.4と、9カ月連続で「50」を下回り、景況感の悪化が続いています。

ヒロの視点:

中国経済の停滞や円安によるコスト高、海外需要の鈍化などが影響しています。

特に輸出型企業の業績に影響が出てくる可能性があり、日経平均の勢いも一服するタイミングかも。

日経225は4週連続陰線。

ただ、国内消費やサービス業はまだ堅調なので、「内需系」企業への資金シフトがあるか注目です。

海外投資家、日本株を1.2兆円超売り越し

海外投資家は先週、日本株を1兆2821億円の売り越し

前週までの買い越しから一転、大きな売りに転じました。

ヒロの視点:

四半期末のポジション整理が主因と見られますが、急速な円安進行や米株安に引っ張られた部分もあります。

短期的には調整入りの可能性も。ただし、日本株に対する中長期の見方は強気継続という機関投資家も多いため、押し目は買い場になるかもしれません。

米国株:ナスダックが弱気相場入り

米国市場ではナスダックがついに弱気相場入り(高値から20%以上下落)

要因は、トランプ前大統領による「新たな関税案」の発表による米中対立への懸念です。

ヒロの視点:

これ、単なる政治的アピールで終わらなければ、米中貿易摩擦が再燃するリスク大。

テック株や半導体株はしばらく不安定な展開になりそうです。

ナスダック100は月足押し安値の攻防。

ただし、過去にも「関税リスク⇒市場織り込み⇒反発」という流れはあったので、中長期では悲観しすぎなくてもOKだと思っていますが、短期的には注意が必要でしょう。

SP500は2日間で10%の暴落。

ただ中長期勢にはチャンスですので、今一度ご自身が行ってる運用を見直し感情的に判断しないようにしましょう。

OPECプラスの増産決定で原油価格下落

OPECプラスは、5月から日量41万バレルの増産を発表。

この発表を受けて、WTI原油は一時60ドル台前半まで下落しました。

ヒロの視点:

これは世界経済にとって「インフレ抑制」の観点ではプラス。

ただし、エネルギー株には逆風。関連銘柄を持っている人は調整リスクを考慮したポジション調整が必要です。

また、中国の景気がさらに鈍化すれば、原油価格はさらに下押しされるかも。

現在、週足押し安値の攻防。

来週の注目イベント(4月8日〜12日)

4月10日(水):FOMC議事録の公開

3月のFOMCでは利下げ示唆があったものの、本音はどうなのか?

議事録でその「裏側」が明かされます。

ヒロの視点:

議事録がタカ派(利下げに慎重)であれば、金利が再上昇し、株式市場にはネガティブ。

逆にハト派的であれば、再び利下げ期待からリスクオンムード復活もあり得ます。

注目は「メンバー間の温度差」と「インフレへの言及」。ドル円と米国債利回りの動きも要注目です。


4月11日(木):中国CPI(消費者物価指数)

中国の3月CPIが発表予定。直近では物価が低迷し、デフレ懸念が強まっています。

ヒロの視点:

CPIが弱ければ、中国政府による追加の景気刺激策や金融緩和が期待されます。

そうなると、資源関連株や新興国株には追い風に。

ただし、極端に弱い数字なら、「世界経済全体の減速感」に繋がり、リスクオフへ転じる可能性


米企業決算スタート(金融株から本格化)

いよいよ1-3月期の決算シーズンが本格スタート。注目はJPモルガンやウェルズ・ファーゴなど大手金融株。

ヒロの視点:

金利高が銀行にとって追い風なのか、それとも不良債権リスクが顕在化するのか。

決算が好調なら米株全体に安心感が広がる一方、失望が広がると、市場全体のセンチメントに悪影響を与えかねません。


🧠 ヒロのひとことまとめ

今週は「雇用統計・原油・米中関係・日本株売り越し」と材料が多く、方向感が乱れました。

来週も重要イベントが目白押しなので、ポジション管理と情報収集をしっかりしておきましょう。

  • FOMC議事録で米金利の見通しをチェック
  • 中国CPIで世界経済のリスクを見極める
  • 米決算で株式市場のセンチメントが変わるかも

それでは、また来週のレポートでお会いしましょう。

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